2017年05月31日

Let's go home!

久しぶり! 元気でしたか?この3、4年、自家撞着的な表現だけども、しぶとく生き残るためにしぶとく生きてきた。そのための準備が全て完璧に整ったある3月のある日、鍵をもらい、拍子抜けするほど軽いドアを明ける。勢いがついたまま、その軽い扉は半回転して壁にがっつーんとぶつかる。ふらふらと、新しい仕事部屋に入ると、大きな窓の外に成層圏までがはっきり見えるような空が遠く高く広がっていた。鳥も心なしか、直線的に上に向かって飛んでいったように見える。このドアを開けるためだけに、全精力をつぎ込んで心底疲れていたけども、泣き言は言わない。その日は3月の終わりの日で、全てが完璧だった。

長かった!

ある日、ニュースを見てた。オバマがビル・クリントンと参列したイスラエルの元首相の葬儀の帰り、政府専用機に乗り込んでいる。タラップの上からオバマが「ほら、ビル!うちに帰ろうぜ!」と、呼びかけた。お腹の脂肪をゆらし重力に抵抗しながら、最大限に早足で駆けのぼるクリントン。細い腰まわりがセクシーなオバマが、斜めに体をずらして、クリントンを先に機内にいれる。後から続いてオバマがすっと専用機に消えた。「うちに帰ろうぜ!」オバマが言うと、どうしてか、そんなありきたりの"home"という言葉は、懐かしく暖かみのあるものに変わるのだった。

いまではすっかりなつかしくなったオバマの「職権ご乱用」の映像。このホワイトハウスの音楽のシリーズでは、お気に入りのミュージシャンに囲まれて、しまいには自分が熱唱。音楽という自由がある限り、世界中どんな場所でも生きていけると思うのは、私の楽観論だろうか。オバマの”home”は、こんな音楽が聴こえてくる、アメリカだったのだろう。





オバマとは、同じ時代に生きているという以外共通点のない、私の話。海外の過酷な環境で酷使して、ぶっこわれたMacは、帰国したときには、うんともすんとも言わず、そのうち時間は過ぎていきMacもソフトもドライバーもアップデートされてすべての楽器と接続できなくなって、おしゃれなアルミのゴミと化していた。音楽に戻ろうにも、浦島太郎のように途方にくれて(本人に会ったことはないけど、おそらく)、どこから手をつけていいのかさっぱりわからなかった。さて、どうやって”home”に帰ればいいのか。オバマみたいに政府専用ジェットはないのよ。先週のこと。京都のサクラダさんから宅急便が届く。開けると、ぶっこわれたMacと同じ時代の同じ型のマシンが入っていた。

きゃっほー!

こうして今年はnotebookを月末に更新しながら、2018年4月までの全12回限定で、文章を書いて更新します。更新日は、毎月最終日です。次回の更新は、6月30日です。
posted by minemai at 07:55| 日記
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